2人の子育てをしながら、主任としてバリバリ外科病棟で働く、33歳の女性Oさん。
ご主人は、同じ系列の病院で、看護師をされています。
今日はそんなOさんにお話を伺いました。
「母と看護師」選択を迫られる?
Oさんとご主人は、同じ施設で知り合い、結婚しました。
お互い、夜勤もしていますが、協力しあって、お子さんを育てています。
Oさんのお子さんは、小学校1年生と3歳の女の子の2人。
3歳の女の子は、男の子勝りで、とても手がかかります。
一方、小学校1年生の長女Nちゃんは、
今までOさんや、ご主人の言うことに従う、とても育てやすい子だったそうです。
Nちゃんは、幼稚園でも反抗することなく、全てをそつなくこなしていました。
子どもの異変は突然?
「Nの子育てに困った事、今まではほとんどなかったんです。
急に学校に行かないなんて言うなんてびっくりしました。
Nが私に何かサインを送っていたのに気づかなかったのかも」
視線をやや上にあげ、深くため息をつきながら話します。
学校に行ってしまえば、普段通りに生活するNちゃん。
でも、翌朝になると、お腹が痛くなったり、癇癪を起こすNちゃん。
学校に無理やり連れていくことも出来なくなりました。
今まで、こんなことがなかっただけに、Oさんも、Oさんのご主人も、とても悩み苦しみました。
辛い思いをさせてしまったかも…
自分たちのことも責めたそうです。
担任の先生はもちろん、スクールカウンセラーにも相談。
Nちゃんのをこれからをどうしたらいいか、家族で考えました。
「子どもかキャリア」か最終選択
Oさん、実は主任になったばかり。とても大切な時期でした。
新しく主任になった仲間との研修も、たっぷり組込まれていました。
しかし、Nちゃんのこと、家族のことを考えたとき、自分にとって今1番大切な事…
それは、Nちゃんと一緒にいることだったそうです。
看護師長や看護部長と相談し、少しの間休職することを決めました。
休職してみると、今まで気づかなかったNちゃんの姿がみえてきました。
普段、甘えることは、あまりなかったNちゃん。
Oさんが家にいるようになってから、Nちゃんの表情がとても豊かになったそうです。
「情けないんですけど、今までもNは表情が豊かな子供だと思っていました。でも違いました。」
Oさんは、Nちゃんがこんなにも表情が豊かだったということを改めて気づいたそうです。
Nちゃんは、今まで何でもそつなくこなすと思っていたOさん。
実はそんなことはなくて、一生懸命に努力して、何度も何度もチャレンジして出来るようになっていた事もわかりました。
OさんはNちゃんに思い切って相談しました。
「Nは、ママにどうしてほしい??」
「家に居てほしい?それとも看護師で働いてほしい?」
Oさんの絞りだした答えとは…
「どっちも‼」
「ママに居てほしいし、看護師さんとしても病気の人を助けてほしいの」
目を輝かせて、想いを伝える我が子にOさんの心は打たれました。
Oさんは、Nちゃんが小学校に行っている間だけ、看護師になることを決めました。
「主任はあきらめました。
思い切って転職することにしました。
職場の上司からはもったいない、と言われました。」
「もったいないかもしれないけど、私の大事なものは家族。N達なんです。」
Oさんは、いざというときは休めるように、なるべく大きい、看護師の多いところ。
仕事で家族に負担をかけないように、夜勤のないところ。
通勤時間が車で30分以内のところ。
条件を書きだしました。
あとは、インターネットで看護師の派遣会社に登録。
派遣会社からの情報を待ちました。
派遣会社、数か所登録したOさん。
「あれ?」
気が付いたそうです。
転職探しのポイント
その派遣業者によって特典や大きな違いがある!!!
契約の内容によっても異なりますが、バイトの場合はかなり時給も違いがあったといいます。
職場が同じでも、時給が300円も違うところもあったそうです。
1日働いたら2,400円の差。
これは慎重に派遣会社を選びたいですよね。
好条件で仕事を探すためには、いくつかの派遣会社に登録することをお勧めします。
そんなOさんはいまは、総合病院を退職して、いくつかの系列施設のあるクリニックで働いています。
入院施設のないクリニック。
ある程度の規模が大きいので、スタッフが充実しているそうです。
いずれお子さんが成長したら、また看護師としてのキャリアアップを目指しているOさん。
看護師は、自分のライフスタイルで職場も選べるのでいい仕事です。
悩み、苦しんで出した答えに満足のOさんでした。
看護師長べにおのまとめ
Nちゃん、いまも楽しそうに毎日笑顔で小学校に通っています。
なんと、Nちゃん。
大きくなったらママみたいな看護師さんになる‼ことが目標だそうですよ。
Oさん応援しています。
これからのご活躍を期待しています‼