看護師35歳Sさんの退職理由は院長からのあつ~い「おもてなし」


Sさんは小さな医院で働いていました。
時計を見ても、まだ10分しかたっていない、なんてことが毎日。
とにかく時間が過ぎなくて困るほど仕事のない状態だったそうです。

時間潰しに、私のやっていたことは

患者さんが来ないので、昔(昭和)のカルテを出してきて、ビリビリ破いたり…
もちろんおじいちゃん先生なので、カルテは紙カルテです。

待合室の椅子の足を、ただただ拭いたり…
クリニック内を、動物園のライオンのようにうろうろしたり
本当に何やってんだろう…

Sさんは、私は看護師なのか…自問自答しながら仕事の時間が過ぎることを待っていました。
ただ、お給料をいただいているので、働かなくてはいけないじゃない。
それがすごく苦痛だったそうです。

以前病棟で働いているときは時間が足りなくて、猫の手も借りたいほどだったのに、時間が有り余ることと、やることがないってことが
こんなにつらいなんて体験は、ありませんでした、とフットワークの軽いSさんは話してくれました。

先生からの地獄のおもてなし時間

やーーーーーーっと長い拘束時間が終わって、さぁ自宅に帰ろうとすると、自家製コーヒーを入れてくれるんです。

「美味しいのを落とすからちょっとまって。」院長のうれしそうな声。

今日もかぁ(涙)
クリニックは、院長の影響がすごく大きいです。
クリニックの醍醐味は、昼に自宅に帰れることだったんですが、コーヒーから先生の話が止まらないんので、お昼に自宅に帰る時間が無くなることがおおくなりました。

先生の話が終わった後、クリニックの中で、パッと短時間でご飯を食べる… 苦痛でした、とSさん。

Sさんは、貴重なクリニックの休憩時間帯は、家に帰って夕飯の支度をしたり、お子さんの洗濯物を畳んだりと、色々やるべきことがありました。
それをやるために、クリニックに就職したのに、先生につかまって帰宅できないんじゃ、本末転倒。

Sさんは
人間関係は良かったですよ。受付さんも看護師さんも穏やかな人が多かったです。
ただ、暇だと、しゃべることはだんだん愚痴が多くなりましたね、とは振り返ります。

これが良心の呵責

Sさんが、もう一つ気になっていたことが、先生診察の腕。
明らかにレベルが低い。
開業医の先生によくありますが、昔の知識しかないので、治療が古いんです。

明らかに違うんじゃないかっていう薬を出したりとか、患者さんのことを考えるともっと違う病院に行って、つい声をかけたくなってしまう可哀想な患者さんが、
沢山居たんです。
それを思うと、すごく心が痛みましたとSさん。

5年間働いた医院を退職を決めたSさん。
辞めるにあたっては、生活もかかっているので悠長なことは言ってられなかったそうです。

転職の強い味方 失敗しないために私がやってみたこと

SAさん自身も必死に次の職場を探しました。
以前に、転職会社さんから派遣されてきた看護師さんからの情報を頼りにその看護師さんおすすめの転職会社さんに登録しました。
Sさんは「マイナビ看護師」に登録をしました。

いろんな職場を探してくれるって言う事だったですが、最初は、半信半疑だったようです。

納得のいく就職先が見つかるまでは、家の近くの訪問入浴が連日のように仕事に入れたので、常勤の仕事が見つかるまでは、そこで働いたSさん。

なかなか地元で いい常勤の病院などはなかったんですが、4ヶ月後に近くのクリニックから求人があることを派遣転職会社さんから教えていただいました。
一度、単発の派遣、看護師として行ってみました。
行ってみたところ、とても感じが良かったので 常勤として働くことを決めました。
今はそのクリニックで常勤として働いているSさん。

今までのカルテを破っていたのが、嘘の様に毎日とても忙しくて、クリニックとは思えないんですがとてもやりがいがあって良いところです。
Sさんの看護師ライフもステップアップしたい考えているそうです。

看護師長べにおのまとめ

Sさんは、とてもはきはきして、フットワークの軽く、気の回る看護師さん。
今までのクリニックで時間を持て余したり、患者さんのことを思って、心を痛めていたことから解放されて、
今は患者さんのために働けることがうれしいと、生き生きされていました。

今回のSさんのように、実際に働いてから就職を決められたことはとてもラッキーですね。
これからも患者さんのため、ご家族、ご自分のために輝いてくださいね。