糖尿病の正常値を理解しないで看護してたので医師から怒られた

こんにちは、べにおです。

糖尿病はとてもポピュラーな病気ですが、理解にとても苦労しました。

血糖値の正常値を理解して看護していますか?

今日は、私が新人の時の失敗をもとに、糖尿病の正常値と看護、医師への報告について紹介します。

血糖値の正常値が分からないと対処できない

まずは、糖尿病の患者さんを看護するのは、血糖値の正常値を理解していなくてはなりません。

患者さんは糖尿病ということを理解します。

基本的に血糖値は高いです。

健康な人の血糖値は空腹時110mg/dL未満 随時血糖140mg/dL未満。

糖尿病患者さんの場合は、空腹時血糖126mg/dL以上随時血糖200mg/dL以上。

糖尿病の患者さんは健康な人に比べると血糖値が多々いの高いのは一目瞭然です。

随時血糖とは、食事に関係なく血糖を測ったものです。

空腹時血糖とは、夜の食事を食べてから10時間以上の絶食(甘い飲み物も飲んではいけません)の状態のこと。

昼ご飯や夕食の前、おなかが空いた状態の血糖値を空腹時血糖とはいいません。

はじめに正常値を覚えましょう。

血糖の正常値を理解してから、糖尿病と診断される値を覚えます。

ここで理解しておかなくてはならないのが、正常値からずれているから糖尿病ということ。

私は新人の時、血糖の正常値を理解していませんでした。

医師への報告はこうしよう

ある夜勤帯での出来事。

普段、血糖値が200mg/dL以上あった患者さんの血糖値が、夕食前80mg/dLでした。
普段に比べて数値が明らかに低かったため、医師に報告しました。

「糖尿病で入院している患者の〇〇さんの血糖値が80mg/dLです」と夜勤の担当医に報告してものすごく怒られました(>_<)

血糖値が80mg/dLの報告をうけたら、相手はどう思うでしょう?

医師は、特に問題ない値だから報告する必要ないでしょ?と思うはずです。

情報も少ないので、医師はどんな指示をすればいいのかわかりません。

報告をするときは、どうしたらいいのでしょう。

報告をするときは、報告をする必要があるのかをアセスメントして、相手にわかるように情報を伝えなくてはなりません。

情報量を増やすためには、次の5つを行うことが有効です。

1.患者さんの症状の確認(だるい、頭痛など)

2.連絡をする前に先輩看護師に相談

3.指示の変更についての確認(薬の種類や量が変わっていたかもしれません)

4.血糖値をもう一度測りなおしてみる(手技の問題で血糖値が大きく変わってしまうこともあります)

5.医師へ報告するのならば、普段は200mg/dLあることも伝えるべきだった

これから食事を食べることを考えれば、医師に報告するまでのことはない、と医師は考たでしょう。

正常値がわからないと、アセスメントをすることもできません。

アセスメントができていた場合、こんな報告ができます。(例です)

そして、報告をするときは、必ず要件から伝えましょう。

要件から伝えると、相手は情報を整理しながら聞くことができます。

【報告例】

糖尿病で入院中の〇〇さん〇才

インスリン注射について指示をください。

食前に、超速攻型のインスリンを〇単位打つ指示があります。

普段は血糖値が200mg/dL以上ある〇〇さん、本日は血糖値が80mg/dL。

インスリン量や内服に変化はありません。

頭痛や倦怠感があります。

食事は食欲がなく、食べたくないと訴えています。

超速攻型のインスリンは食後打ちでもいいですか?中止にしたほうがいいですか?

これなら、医師は指示を出しやすいですよね。

自分でアセスメントができないときは、まず先輩看護師に相談しましょう。

勤務が終わったら、必ずその状況を振り返ります。

一つ一つわからなかったことを解決していくことで、看護師のスキルが上達しますよ。

血糖値がどのくらいなら看護が必要?目安は?

糖尿病で注意することは、まず、血糖値が高いのか低いのかを見極めることが必要です。

患者さんの様子がおかしいときは、まず血糖測定をしましょう。

血糖値をみて、高血糖なのか、低血糖なのかすぐにチェックします。

低血糖の数値の表記は明確なものはありませんが、

多くの場合70mg/dLから低血糖の症状が出てくるので、70mg/dL以下を低血糖の値と理解している人が多いようです。

医師に報告して指示を受けましょう。

高血糖の場合、普段の血糖値と比較することも大切です。

血糖測定器で測定できない程高いときは、報告が必要です。

食後は血糖値が上昇するので、食事が始まる前に血糖値が200mg/dL以上の状態が続くなら、医師から指示をうけるべきでしょう。

引用元:国立国際研究センター糖尿病情報センター

血糖値で特に気を付けなくてはいけないのは、低血糖です。

低血糖を繰り返している人は、低血糖に慣れてしまっていることが多く、低血糖の自覚がないことがあります。

これを無自覚性低血糖と言います。

1型で、長期間インスリン注射を打っている患者さんに多いのが特徴。

低血糖でも自覚症状がないことが多いです。

突然意識を失うことがあるので、低血糖の症状がないからといって放置することは非常に怖いこと。

低血糖の場合は、必ず血糖値を測りなおしましょう。

食事前に血糖値を測定して、「食事を食べたから血糖値が上がっているだろう」は危険な考え方です。

多くの場合、血糖値が低かった時は、食後30分から1時間、または2時間で血糖チェックの指示が出ます。

その時に、医師への報告は食事量(主食と副食)分けて報告しましょう。

野菜やタンパク質を食べただけでは血糖値は上昇しません。

血糖値を上げる食品は炭水化物になります。

患者さんの言うことをうのみにするのではなく、客観的に状態を観察します。

やはりアセスメントが大切ですね。

アセスメントが苦手な人は、その症状について何故?と考える習慣をつけるようにしましょう。

「何故」をノートに書きだして、調べた結果を書いてみましょう。

血糖値の看護とよくあるインスリントラブル

よくあるインスリントラブルについてまとめます。
患者さん側
・インスリン注射後インスリンをすぐに皮膚から抜く→高血糖の可能性
・キャップを外してしていないで打った      →高血糖の可能性
・インスリン単位の間違い            →高血糖または低血糖の可能性
・インスリン種類の間違い            →インスリンの種類によってさまざま

NS側
・インスリン単位の間違い            →高血糖または低血糖の可能性
・インスリンの種類の間違い(インスリンの効果によって注射の時間が違うので注意)

まとめ

この記事では、糖尿病の患者さんと血糖値が正常な人の血糖値の違いについてお伝えしました。

私の新人時代の失敗を例に医師への報告について紹介しました。

医師への報告の時は、必ず自分でアセスメントをしてから報告をしましょう。

要件を先に伝えることで、医師は指示が出しやすいので、的確な指示がもらいやすくなります。

血糖値の異常では、低血糖か高血糖かをはっきりさせることが重要。

長い期間インスリンを打っている1型の患者さんは、低血糖になっても自覚症状がないことがあります。

低血糖の場合は、血糖値が正常になるまで何度も血糖測定をすることが必要です。

インスリンのよくあるトラブルについても記載したので参考にしてくださいね。

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