【コードブルー劇場版ネタバレ】雪村母親について看護師目線で斬る

こんにちは、看護師長のべにおです。
コードブルー劇場版が公開されました。
公開日、仕事が終わってから早速観に行ってきましたよ。

映画館はほぼ満席状態。コードブルーへの関心の高さがうかがえました。
ついにコードブルー劇場版が観られる!!
ドキドキしながら映画館に向かいました。

平日の夜に映画を観に行くなんて本当に久しぶりのことです。
この日は夫に頼み込んで映画を観てきました(笑)
書きたいことが沢山あるので、まずは、気になったところからアップしていきます。

一部ネタバレになりますので、ご注意くださいね。
この先ネタバレになります。

雪村双葉の家庭環境

雪村双葉の母親が、雪村の姉に付き添われて自家用車で翔北病院に搬送されてきます。
母親の頭には包丁が刺さった状態 えぇぇ???
雪村沙代(かたせ梨乃)はアルコール中毒。

お酒におぼれ、娘に迷惑をかける困った母親。
お酒を飲んでいるときは幸せでいることができる、アルコールに逃げる弱い女性。

雪村は、そんな母親から離れたい一心で家を飛び出し看護師になりました。
姉はアル中の母親に振り回せれる日々にウンザリしながらも母の面倒をみていました。
ここでは、姉が、妹の雪村に母親の介護をみさせる目的で翔北病院に連れてきたと言っていました。

自分の職場に母親がアルコール中毒で運ばれてきたら、仕事に集中なんてできません。
同僚が自分の母親に手をやく姿は見たくないもの。

仕事とプライベートは分けたいと思っている私にとっては、とても胸の痛いシーンでした。
ましてやプライドの高い雪村。
困った母親の姿を同僚にみられるなんて屈辱のはず。

「お母さんいいかげんにして!!」と母親に迫るシーンは雪村の心の叫びに共感しました。
そんな雪村の想いをきき、沙代が本音(?)を告白するシーン。
かたせ
「うんうん」と共感しつつも、でもアルコールから抜け出すことの難しさを考えると冷めた感情の自分がいました。

主治医の横峯あかり(荒木優子)からアルコール性肝硬変になっていることを告げられる。アルコール性肝硬変はほおっておくと大変な病気。どうにかしないと声をかけられます。

雪村の叫び
「私とあなたとは違うの!!」
「私の小さいときの幸せな思い出は、姉と母と一緒に食べたハムエッグなの!!」「医者のあなたには私の気持ちなんてわかるわけがない」医師と看護師の育ちの違いについて差があることを強調しました。

何一つ苦労のない医師のあなたに貧乏人の私の気持ちなんてわかるわけないでしょってことです。

これには、横峯も返す言葉がありません。
医師と看護師。同じ職場で働くけれどやはりギャップがあるのでしょか。

雪村の母は、翔北病院を退院したら、アルコールをやめるための施設に入る気持になったとお姉さんが話していました。
とても難しいことですが、雪村の母親には立ち直ってほしいです。

多くの看護師が感じる医師との立場の違い

看護師として医師と働いているとやはり感じてしまうのが、家庭環境や生活の差。
医師になるためには、医科大学に入学しなくてはなりません。

私の知る多くの医師は、親も医師が多いです。
幼稚園から私立の医科大学付属の学校に通っていたお坊ちゃんやお嬢さんがいます。

自分の子どもを医師にするために、教員から塾経営に職を変えた父親をもつ医師もいました。
医師の親を持つ女医さんは、美しい人が多いです。

経済的に裕福な男性は、女性を選ぶことができる。
綺麗な女性と結婚する人がおおい。
綺麗な女性から生まれる子どもは、遺伝的にきれいになる確率が高いんです。

医師になるためには難関である医科大学に入学しなくてはなりません。
女医さんは、綺麗なだけでなく、勉強もできる。遺伝的にも高い知能を受け継ぐのです。

そう考えると、人間って遺伝子的に偏ってきますよね。
エリート同士の子どもはいい遺伝子が受け継がれるってこと。

看護師からしたら、なんだか複雑な心境ですが、遺伝的には間違いなく優秀な子どもが生まれる。
当たり前のことですよね。
横峯をみると女医さんの典型だなって感じてしまいます。

なかには、一般的な家庭に生まれて国立の医科大学に入学して医師になる人もいます。
余談ですが、そんな一般的な家庭で育った医師は、看護師と結婚する人が多いです。
そして、一般家庭で育った国立出の医師は、優秀な人が多く、患者さんの気持ちに寄り添う医師が多いので看護師からの評価が高いのも特徴です。

さらに余談ですが、私の夫は会社員。医師でもなけらば医療関係者でもないです(笑)

アルコール性肝硬変患者とその家族

病院で働いていると、その患者さんの生きざまを集約してみることがあります。
特に消化器病棟で働いていていると、アルコール中毒の患者さんによく出会います。

アルコールが原因ですい臓を傷めたり、アルコール性肝硬変から肝臓がんを発症される方もいます。
中には、入院中にもかかわらず、病室にお酒を持ち込んで飲んでしまったり、家族から見放されて「もう自分なんか生きていてもしかたない」と
自殺をほのめかす患者さんもいます。

「なんてわがままなんだろう」と嫌気がさした時もありました。
仕事として関わる看護師が嫌気がさすのだから、家族ならば逃げたくなって当然。

かたせ梨乃さん演じる雪村の母親のハイテンションぶりや、急に泣き出したたりする感情コントロールできない、精神的にもかなり追い込まれている状況のリアルさに驚きました。
アルコール肝硬変の患者さんのあるある靴下のもこもこソックス。
リアル感が半端ないです。

そんな母親は、雪村は自慢の子ども。
「私の娘は大きな病院でフライトナースをしている」って嬉しそうに話していることを聞いた時の雪村の感情が揺さぶられるシーンは、涙ナシには観られません。

人は、今までの生きざまを評価されることがあります。
人生の最期にどれだけ価値があるのかを評価されるのです。
家族に大切にされてきた患者さんは、家族に見守られて亡くなっていきます。

生活がすさんでいて、家族に迷惑ばかりかけていた人は、亡くなっても身内に連絡が取れないということもしばしば。
市役所や区役所に連絡して遺体を引き取ってもらうこともあります。
そんな方は、ほとんどが生活保護受給者です。

生活保護については、皆さんも色々と思うところがあるでしょう。
今回は、アルコール性肝硬変の患者さんの話なので、生活保護の患者さんの話は、またの機会にしたいと思います。

少し話がそれてしまいましたが、今回の雪村のお母さんは、家族に見捨てられていませんでしたね。
正直あんな母親がいたら本当にきついです。
子どもは親を選んで生まれてきるなんて聞いたことがありますが、生まれてきた家庭環境で、子どもの人生が決まると言っても言い過ぎではありません。

私は、看護師として働いているとき、子どもを育てる母親としても、家庭環境の影響は痛感します。
この家庭環境は子どもにとってはよくないとおもってしまう環境もあります。

でも、どんな環境からも自分の力で這い上がると信じています。

こんなことを言うと反論される方もいると思いますが、医師といっても裕福とはかぎりません。

お父さんを幼いときに亡くして、裕福ではなかったけれど死ぬ気で勉強して国立医大を卒業して大活躍している尊敬する医師がいます。
父親は医師だけど、他に家庭があって看護師の母と母子家庭で育った素敵な医師もいました。
会社員になってから医大を受験する人もいるそうです。
私は医師ではないので、あまり詳しくはありませんが、医師だからといってみんなが裕福で幸せな家庭とは限らないことだけは知っています。

雪村のように家庭環境の複雑な看護師もいます。
看護師寮にお金をせびりに来る父親、自分一人で子どもを育てなくてはいけないシングルママが准看護師になることも多く、家庭環境は色々です。

まとめ

コードブルー劇場版を観た感想を看護師目線から書いてみました。
看護師は、医療知識はもちろん大切だけど、人間性が試されるんじゃないかなって思うことがよくあります。
大変だけど、地味で文句ばかり言われてやってられないなんて思いうことがあるけれど、人と本気で関われる。

もっとスマートに仕事をこなす為には患者さんに深くかかわらないなんて思ったこともあったけれど、全力で関わるからこそ看護師の仕事ってやりがいがあって患者さんから信頼してもらえるんです。

最近、管理職になってあまり患者さんと関わっていなので少し忘れかけていました。
コードブルー劇場版まだ観ていない方は、ぜひ観に行ってくださいね。

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私は、ドラマを途中から観たので、劇場版の1部が分からないところがありました(汗)観てから行けばよかったです(笑)